あくびが止まらない原因は?病気のサイン・対処法・受診目安を解説
「最近、あくびが止まらない」「しっかり寝たはずなのに日中もあくびが続く」と気になっていませんか。あくびは眠いときに出るもの、というイメージがありますが、実際には睡眠不足だけでなく、ストレスや疲労、自律神経の乱れ、睡眠の質の低下など、さまざまな要因が関係していることがあります。
また、あくびに加えて涙が出る、気持ち悪さがある、頭痛や強い眠気を伴うといった場合には、単なる生理現象として片づけない方がよいケースもあります。
なかには、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のように、睡眠中の呼吸の乱れが背景にあり、日中の眠気や集中力低下につながっていることもあるため注意が必要です。
この記事では、あくびが止まらないときに考えられる主な原因を整理したうえで、受診を急いだ方がよいサイン、涙や気持ち悪さを伴う理由、今すぐできる対処法までわかりやすく解説します。
【緊急度チェック】そのあくび、すぐ受診が必要?

あくびが続くからといって、すべてが危険な病気につながるわけではありません。寝不足や疲労、ストレスなどが原因になることも多く、まずは落ち着いて他の症状がないかを確認することが大切です。
ただし、あくびに加えて強い頭痛や胸の痛み、ろれつの回りにくさ、息苦しさなどがある場合は注意が必要です。
ここでは、緊急度を3段階に分けて受診の目安を整理します。
今すぐ救急要請を考えたいケース
あくびそのものより、同時に起きている症状が重要です。次のような異変がある場合は、脳や心臓の病気なども否定できないため、救急受診を検討してください。
- 突然、ろれつが回らない、言葉が出にくい
- 顔の片側がゆがむ、片腕や片脚に力が入りにくい
- これまでにない激しい頭痛が急に出た
- 強い胸の圧迫感や締めつけ、胸から腕・背中・あごに広がる痛みがある
- 息苦しさ、冷や汗、吐き気、めまいを伴う
- 意識がもうろうとする、反応が鈍い
できるだけ早く受診したいケース
救急車を呼ぶほどではなくても、数日以内を目安に受診したいケースもあります。頻繁なあくびが続き、日常生活に影響が出ているなら、原因を確認した方が安心です。
- 十分に寝ているつもりでも、日中の眠気とあくびが強い
- いびきが大きい、睡眠中に呼吸が止まると指摘された
- 朝起きても熟睡感がなく、頭痛やだるさが残る
- あくびと一緒に動悸、息切れ、立ちくらみがある
- 仕事や運転中にも眠気が強く、集中力が落ちている
なお、受診を考えたときに迷いやすい「何科に相談すればよいか」は、症状の出方によって目安が変わります。
👉 睡眠時無呼吸症候群は何科を受診すべき?専門医が症状別に徹底解説!
まずは様子を見やすいケース
寝不足や疲れなど、原因に心当たりがあり、休息で落ち着く場合は、まず生活習慣を整えながら様子を見ることもできます。
- 前日からの寝不足が明らかにある
- 長時間のデスクワークや運転のあとに出やすい
- 疲労がたまっている自覚がある
- 休憩や仮眠をとると落ち着く
- 頭痛、胸痛、息苦しさ、しびれなどの異常を伴わない
判断に迷うときは、あくびの回数だけでなく、ほかの症状があるかを基準に考えることが大切です。特に、日中の強い眠気やいびき、起床時の不調が続く場合は、睡眠の質の低下が関係していることもあります(参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」)。
あくびが止まらないのはなぜ?主な原因8つ

あくびが止まらないと、「何か悪い病気なのでは」と不安になるかもしれません。実際には、あくびはひとつの原因だけで起こるものではなく、睡眠不足のような身近なものから、睡眠の質の低下、ストレス、体調不良まで、さまざまな要因が重なって現れることがあります。
ここでは、あくびが続くときに考えられる主な原因を整理して見ていきましょう。
1. 睡眠不足
もっともよくある原因のひとつが睡眠不足です。夜更かしが続いたり、仕事や家事で睡眠時間が短くなったりすると、脳と体の休息が足りず、日中に眠気とあくびが出やすくなります。
週末の寝だめで一時的に回復したように感じても、平日の不足が大きいと、日中の集中力低下やだるさが続くことがあります。まずは必要な睡眠時間を確保できているかを見直すことが基本です。
2. 睡眠の質の低下
睡眠時間は足りていても、眠りが浅いとあくびが増えることがあります。夜中に何度も目が覚める、朝起きても熟睡感がない、起床時に頭が重いといった場合は、睡眠の質が下がっている可能性があります。
背景には、寝室環境の悪さ、飲酒、就寝前のスマートフォン使用のほか、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)などが隠れていることもあります。特に、日中の強い眠気を伴う場合は注意が必要です。
睡眠時間だけでは判断しにくい「休めているつもりなのに回復しない状態」については、別の記事でも詳しく整理しています。
👉 寝た気がしない原因と改善策|睡眠障害から対処法まで徹底解説
3. ストレス
強いストレスが続くと、心身が緊張しやすくなり、眠っても疲れが取れにくくなります。その結果、日中のだるさや眠気が増え、あくびが目立つことがあります。
また、気を張り続けた反動で、ふとしたタイミングにあくびが増えることもあります。仕事や人間関係の負担が大きい時期に症状が出やすいなら、ストレスの影響も考えたいところです。
ストレスが続くときは、眠気だけでなく睡眠中の呼吸やいびきに影響していることもあるため、あわせて確認しておくと安心です。
👉 いびきとストレスの関係|自分のいびき・パートナーのいびき、両方の悩みを解決
4. 自律神経の乱れ
生活リズムの乱れや疲労の蓄積、精神的な負担は、自律神経のバランスにも影響します。交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないと、眠気、だるさ、頭のぼんやり感とともに、あくびが出やすくなることがあります。
特に、寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝すっきり起きられないといった状態が続く場合は、自律神経の乱れが睡眠の質にも影響している可能性があります。
5. 疲労の蓄積
体をよく動かした日のあとや、忙しい日が続いたあとにあくびが増えるのは珍しくありません。肉体的な疲れだけでなく、長時間の集中作業による脳の疲労でも、眠気やあくびは起こりやすくなります。
この場合は、休息をとると改善しやすいのが特徴です。ただし、休んでも回復しないときは、単純な疲労以外の要因も考える必要があります。
6. 貧血
貧血があると、酸素を運ぶ力が低下し、だるさや息切れ、集中しにくさを感じやすくなります。その一環として、ぼんやり感や眠気が強くなり、あくびが増えたように感じることがあります。
顔色が悪い、立ちくらみが多い、階段で息が切れやすい、月経量が多いなどの心当たりがある場合は、内科で相談すると安心です。
7. 薬の影響・低血圧・脱水
服用中の薬によっては、眠気が出やすくなることがあります。花粉症の薬、かぜ薬、向精神薬などは代表的で、人によっては日中のあくびが増える原因になります。
また、低血圧や脱水でも、頭がぼんやりしたり、だるさが出たりして、あくびが増えることがあります。水分不足、食事の乱れ、暑さによる体調変化がないかも確認してみましょう。
8. 病気が関係しているケース
頻繁なあくびの背景に、病気が関係していることもあります。ただし、あくびだけで病気を判断することはできず、重要なのは他の症状を伴うかどうかです。
強い頭痛、胸の痛み、ろれつの回りにくさ、しびれ、吐き気、強い眠気などがある場合は、早めの受診が必要になることがあります。
あくびの仕組み|涙や気持ち悪さを伴うことがある理由

あくびは、ただ口を大きく開ける動きではありません。胸やのど、顔まわりの筋肉が連動し、深く息を吸って吐く一連の反応です。

あくびは体と脳の切り替えに関わる反応と考えられている
あくびは、眠いときだけでなく、起きた直後や緊張がゆるんだ場面でも出ることがあります。こうした特徴から、体や脳の状態変化に関わる反応のひとつとして捉えられています。
ただし、あくびの役割にはまだはっきりしていない部分もあり、ひとつの理由だけで説明できるものではありません(参照:日本医事新報社「あくびの生物学的意義と伝染機序」)。
脳や自律神経、呼吸、筋肉の動きが複雑に関わる反応として理解するのが自然です。
あくびで涙が出るのはなぜ?
あくびをすると目に涙がにじむことがあります。
これは、あくびをする際の顔まわりの筋肉の動きによって、涙腺(るいせん)や涙嚢(るいのう)が押し上げられ、それぞれに溜まっていた涙が絞り出されるためと考えられています。また、涙嚢が圧迫されることで涙が逆流して目からあふれるという説もあります。
なお、あくびで涙が出るメカニズムについては複数の説があり、科学的に完全には解明されていない部分もあります。
目の痛みや強い充血がなければ大きな問題でないこともありますが、涙目が続く場合は別の目のトラブルが隠れている可能性もあるため、気になるときは眼科に相談しましょう(参照:医教コミュニティ「なぜあくびをすると涙が出るのか?」)。
あくびで気持ち悪くなることがあるのはなぜ?
あくびの前後に気持ち悪さを感じることがあります。これは、自律神経の反応や体調不良が関係している可能性があります。疲労、睡眠不足、空腹、片頭痛の前ぶれなどでも、あくびと吐き気が重なることがあります。
一時的で軽ければ様子を見られることもありますが、吐き気が強い、頭痛を伴う、何度も繰り返す場合は注意が必要です。あくびだけでなく、全身状態をあわせて見ることが大切です。
ストレスや自律神経の乱れとも関係する
ストレスが続くと、交感神経と副交感神経の切り替えが乱れやすくなります。その影響で、眠気、だるさ、涙っぽさ、吐き気のような不快感が重なり、あくびが増えたように感じることがあります。
つまり、あくびは単独で起こる現象というより、心身のコンディションを映す反応のひとつです。
眠くないのに続く「生あくび」とは?受診の目安になるケース

「眠くないのにあくびが何度も出る」「しっかり寝たはずなのに止まらない」といった状態を、一般には「生あくび」と呼ぶことがあります。医学的な正式名称ではありませんが、通常の眠気によるあくびと区別したいときに使われることがある表現です。
生あくびがあるからといって、すぐに重大な病気と決まるわけではありません。ただ、寝不足以外の要因が関係していたり、体調不良のサインとして現れていたりすることもあるため、他の症状とあわせて見ていくことが大切です。
通常のあくびとの違い
通常のあくびは、眠いとき、疲れているとき、起床時、退屈な場面などで起こりやすい反応です。一方で生あくびは、強い眠気の自覚がないのに何度も続いたり、気分の悪さや頭の重さなどを伴ったりすることがあります。
また、十分に寝ているつもりでも、実際には睡眠の質が下がっていて、体が休めていないケースもあります。そのため、「眠くないのに出る=異常」と決めつけず、生活リズムや睡眠の状態も含めて考えることが重要です。
注意したい背景
生あくびの背景には、睡眠不足だけでなく、睡眠の質の低下、ストレス、自律神経の乱れ、貧血、薬の影響などが隠れていることがあります。特に、日中の強い眠気や集中力低下が続く場合は、睡眠障害の可能性も含めて確認したいところです。
さらに、まれではありますが、頻繁なあくびが体調異常の一部として現れることもあります。大切なのは、あくびの回数そのものより、いつから続いているか、他の症状を伴っていないかを丁寧に見ることです。
受診を考えたい症状
次のような症状がある場合は、自己判断で様子見を続けず、医療機関への相談を検討しましょう。
- 十分に寝ているのに、あくびと強い眠気が続く
- いびきが大きい、睡眠中に呼吸が止まると指摘された
- 起床時の頭痛や熟睡感のなさがある
- あくびに加えて吐き気、めまい、動悸がある
- ろれつの回りにくさ、しびれ、激しい頭痛を伴う
とくに、神経症状や胸の症状を伴う場合は、早めの受診が必要になることがあります。一方で、日中の眠気、いびき、起床時の不調が中心なら、まずは睡眠の質に注目して原因を探ることが大切です。
日中の眠気やいびきがあるなら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性も

あくびが止まらない原因として見逃せないのが、睡眠の質の低下です。なかでも、日中の強い眠気や大きないびきを伴う場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が関係している可能性があります。
SASは、睡眠中に呼吸が何度も浅くなったり止まったりすることで、十分な休息がとれなくなる状態です。
睡眠時間そのものは確保できていても、眠りが分断されるため、朝起きたときの熟睡感が乏しく、日中に眠気やあくびが出やすくなります。
SASとはどのような状態か
SASは、睡眠中に呼吸が何度も浅くなったり止まったりする状態です。
特に多いのは、空気の通り道である上気道が狭くなる・ふさがることで起こるタイプで、本人は長く眠ったつもりでも、脳や体は呼吸の乱れに何度も反応するため、深い睡眠が保ちにくくなります(参照:国土交通省「睡眠時無呼吸症候群(SAS)問題への対応について」)。
日中の強い眠気やいびき、起床時のだるさが続く場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。
なお、SASの特徴をもう少し具体的に知りたい方は、代表的な症状や確認のポイントをまとめた記事も参考になります。
👉 睡眠時無呼吸症候群の症状とは?セルフチェックや検査の方法
あくびや眠気とどう関係するのか
SASでは、夜間に十分な休息がとれないため、日中に眠気が強くなりやすくなります。眠気が続けば、会議中やデスクワーク中、運転中などにもあくびが増えやすくなります。
「ちゃんと寝ているのに眠い」「朝から疲れている」「昼間になるとあくびが止まらない」と感じる場合は、睡眠時間の長さだけでなく、睡眠の質に目を向けることが大切です。単なる寝不足ではなく、睡眠中の呼吸の乱れが背景にあることもあります。
放置すると起こりうるリスク
SASを放置すると、日中の眠気による仕事のミスや居眠り運転のリスクが高まるだけでなく、体への負担も大きくなります。睡眠中に何度も低酸素状態をくり返すことで、血圧や心臓、血管への影響が生じやすくなると考えられています。
また、睡眠の質が悪い状態が続くと、慢性的な疲労感や気分の落ち込み、集中力低下にもつながります(参照:健康長寿ネット「睡眠時無呼吸症候群」)。
あくびが多いことを軽く見ず、背景に睡眠障害がないか確認することが重要です。
なお、眠気やいびきを軽く考えずに向き合うためには、睡眠中の呼吸トラブルが全身に及ぼす影響も知っておくことが大切です。
👉 睡眠時無呼吸症候群の症状とは?いびきから見逃せない健康リスクまで完全解説
今すぐできる!あくびが止まらないときの対処法

あくびが止まらないときは、「とにかく我慢する」のではなく、体の状態を整えることが大切です。原因が寝不足や疲労、空気のこもり、集中のしすぎなどであれば、ちょっとした工夫で落ち着くこともあります。
ただし、ここで紹介する方法はあくまで一時的な対処です。十分に休んでも改善しない、日中の強い眠気が続く、いびきや起床時の不調がある場合は、睡眠の質そのものを見直す必要があります。
1. 深呼吸をする
あくびが続くときは、呼吸が浅くなっていたり、長時間同じ姿勢で体がこわばっていたりすることがあります。そんなときは、まずゆっくり深呼吸をして、呼吸のリズムを整えてみましょう。
鼻からゆっくり吸って、口から長めに吐くことを数回くり返すだけでも、頭のぼんやり感がやわらぐことがあります。緊張が強いときにも取り入れやすい方法です。
2. 冷たい飲み物を飲む
口の中やのどが乾いていたり、体がだるく感じたりするときは、水分補給が役立つことがあります。冷たい水やお茶を少し飲むと、気分が切り替わりやすくなります。
特に、室内が暑い日や長時間話したあと、空気が乾燥している環境では、水分不足が不快感につながることもあります。甘い飲み物を続けるより、まずは水やお茶を選ぶのがおすすめです。
3. 顔を洗う
眠気やあくびが強いときは、冷たい水で顔を洗うだけでも気分転換になります。目元や頬に刺激が入ることで、ぼんやりした感覚が少しリセットされやすくなります。
職場などで顔を洗いにくい場合は、冷たいタオルで顔や首もとを軽く冷やすのでも構いません。短時間で気分を切り替えたいときに向いています。
4. ストレッチや軽い運動をする
同じ姿勢が続くと、体も頭も重く感じやすくなります。肩を回す、首をゆっくり動かす、立ち上がって少し歩くといった軽い動きだけでも、あくびが落ち着くことがあります。
デスクワーク中なら、1〜2分でも席を立つことが大切です。血流が変わることで、眠気や集中のしづらさがやわらぐことがあります。
5. ガムを噛む
口を動かすことで、単調な状態から意識を切り替えやすくなることがあります。運転中や作業中など、すぐに席を立てない場面では、ガムを噛むのもひとつの方法です。
ミント系の味を選ぶと、気分転換につながりやすいと感じる方もいます。
6. 短時間の仮眠をとる
明らかな寝不足があるときは、短い仮眠が有効です。仮眠の目安は15〜30分程度で、短時間でも眠気やあくびがやわらぐことがあります。
ただし、長く寝すぎると起きたあとに頭が重くなったり、夜の寝つきに影響したりすることがあります。夕方以降の長い仮眠は避け、時間帯と長さを意識して取り入れましょう(参照:大正製薬「パワーナップ」昼寝効果で疲労回復する方法)。
7. ツボ押しや目元のケアを取り入れる
気分転換のひとつとして、目のまわりや手のツボを軽く押す方法を取り入れる人もいます。強く押しすぎる必要はなく、心地よい程度の刺激で十分です。
また、目の疲れが強いときは、目を閉じて少し休むだけでも違います。画面を見続ける時間が長い人は、意識的に視線を外して目を休ませることも大切です。
セルフケアの選択肢を広げたい方は、日常に取り入れやすいケア方法をまとめた記事もチェックしてみてください。
👉 いびきの治し方として試されるツボ15選|小指・手・足裏のセルフケアを図解で解説
無理に我慢し続けないことも大切
あくびが出ると、人前で失礼ではないかと気になってしまうことがあります。しかし、無理に抑え続けるよりも、少し休む、水分をとる、姿勢を変えるといった対応をした方が現実的です。
なお、こうした対処をしても改善しない場合や、あくびに加えて日中の強い眠気、いびき、熟睡感のなさがある場合は、一時しのぎではなく原因への対応が必要です。
いびき・SASが背景にある場合の治療選択肢|スノアレーズとは

あくびが止まらない背景に、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)による睡眠の質の低下がある場合は、セルフケアだけでは改善が難しいことがあります。
原因への対応が重要で、治療法は症状の程度や生活スタイルに合わせて検討します。
ここでは、代表的な選択肢に触れたうえで、当院スリープメディカルクリニックで行っているいびきレーザー治療「スノアレーズ(自由診療)」をご紹介します。
セルフケアで限界があるケースとは
寝る姿勢を工夫する、飲酒を控える、体重管理を意識するといった方法で、いびきが軽くなることはあります。ただし、日中の眠気が強い、いびきが大きい、睡眠中の呼吸停止を指摘されている場合は、セルフケアだけで十分とはいえないことがあります。
特に、朝起きても熟睡感がない、仕事中や運転中に眠気が強いといった場合は、睡眠の質が大きく損なわれている可能性があります。あくびの頻度だけでなく、生活への影響も踏まえて対応を考えることが重要です。
治療選択肢はひとつではない
いびきやSASが疑われる場合の治療は、ひとつに限られません。状態によっては、生活習慣の見直し、マウスピース、CPAPなどが検討されます。
どの方法が合うかは、症状の強さや原因、続けやすさによって変わります。そのため、「自分にはどの治療が合うのか」を医療機関で相談しながら決めることが大切です。
それぞれの治療法の特徴や違いをあらかじめ整理しておきたい方は、主要な選択肢を比較した解説記事も参考になります。
👉 いびき治療の種類を徹底解説【主要治療法を比較】
スノアレーズとはどのような治療か
スノアレーズは、当院スリープメディカルクリニック独自のいびきレーザー治療です。喉や口蓋にレーザーを照射し、喉の中を引き締めて形状を整えることで気道を広げ、いびきの改善を目指します。
メスを使わず切開を伴わない点が特徴で、主なメリットは次の通りです。
- 施術時間は約15分と短い
- ダウンタイムがほとんどなく、忙しい方でも受けやすい
- 腫れや痛みが比較的少ない
- 治療後すぐに日常生活へ戻りやすい
スノアレーズが向いている方
いびきが気になる方や、睡眠の質の低下が疑われる方の中には、手術への抵抗が強い方も少なくありません。そうした方にとって、切らずに受けられる治療は検討しやすい選択肢になりえます。
- いびきが気になるが、切開を伴う治療には抵抗がある
- できるだけ痛みの少ない治療を検討したい
- 自分の状態に合わせた治療提案を受けたい
また、当院では、患者様一人ひとりの状態に応じて照射設定を調整するオーダーメイド治療を行っています。最新の睡眠医学に基づいて治療方針を考えたい方にとって、相談しやすい体制が整っているのも特徴です。
スリープメディカルクリニックへ相談するメリット
当院は、いびき治療を専門とするクリニックとして、全国13拠点を展開しています。各院とも駅近立地で、土日対応の院もあり、WEB予約にも対応しているため、通院のしやすさを重視したい方にも向いています。
あくびが止まらない背景に、いびきや睡眠の質の低下が関係しているかもしれないと感じたら、まずは当院へお気軽にご相談ください。ご自身では気づきにくい睡眠の問題も、専門的な視点から確認できます。
よくある症例イメージ

あくびが止まらない背景には、複数の要因が重なっていることがあります。実際には「ただ眠いだけだと思っていた」という方でも、詳しく振り返ると別の原因が見えてくることは少なくありません。
ここでは、あくびに悩む方によくみられる相談内容をもとに、代表的なケースを3つご紹介します。
40代男性|日中の眠気とあくびが強く、仕事に集中できなかったケース
「会議中や商談前にあくびが止まらず、日中の眠気で仕事に集中しにくい状態が続いていました。睡眠時間は確保しているつもりでも、朝の熟睡感がなく、家族からはいびきの大きさも指摘されていました。」
このような場合は、単なる寝不足ではなく、睡眠の質の低下が背景にある可能性があります。いびきや睡眠中の呼吸の乱れが関係していないか確認することで、原因が見つかることがあります。
30代女性|ストレスが重なり、眠くないのにあくびが続いたケース
「繁忙期に入ってから、眠くないのにあくびが何度も出るようになり、気分の悪さや疲れやすさも感じていました。夜は寝ているつもりでも、途中で目が覚めることが増え、朝すっきり起きられない状態でした。」
このようなケースでは、ストレスや自律神経の乱れが睡眠の質に影響し、日中の不調として現れていることがあります。生活リズムや休息の取り方を見直すことで、変化が出ることもあります。
50代女性|更年期以降に眠りが浅くなり、あくびが増えたケース
「以前より寝つきが悪くなり、夜中に目が覚めることが増えた頃から、昼間のあくびやだるさが気になるようになりました。年齢の変化による体調の揺らぎもあり、何が原因かわからないと不安を感じていました。」
このように、ホルモンバランスの変化や睡眠の浅さが重なって、あくびや眠気が強くなることもあります。原因をひとつに決めつけず、睡眠、ストレス、体調全体をあわせて見ていくことが大切です。
FAQ

あくびが止まらない症状について、疑問を持つ方は少なくありません。
ここでは、よくある質問をQ&A形式でわかりやすく整理します。ご自身の状態と照らし合わせながら参考にしてください。
Q1. あくびは人にうつるって本当ですか?
はい、他人のあくびを見たり、話を聞いたりしただけで自分もあくびが出ることがあります。これは「伝染性あくび」と呼ばれることがあり、珍しい現象ではありません。
ただし、あくびが頻繁に出る原因そのものとは別なので、体調不良が続く場合は切り分けて考えることが大切です。
Q2. 子どものあくびが止まらないのですが、大丈夫ですか?
子どもの場合も、まずは寝不足や生活リズムの乱れ、疲れがないかを確認することが大切です。成長段階では睡眠不足の影響が出やすく、日中のあくびにつながることがあります。
ただし、元気がない、頭痛や吐き気がある、ぼんやりしているなど他の症状がある場合は、小児科に相談してください。
Q3. 薬の副作用であくびが出ることはありますか?
あります。薬の種類によっては眠気が出やすくなり、その結果としてあくびが増えることがあります。
花粉症の薬、かぜ薬、向精神薬などで気になる場合は、自己判断で中止せず、処方した医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
Q4. あくびを我慢するのは体に悪いですか?
一度我慢したからといって大きな問題になることは多くありません。
ただ、無理に抑え続けても原因が解決するわけではないため、眠気や疲労が強いときは休息や水分補給、姿勢の見直しなどを優先する方が現実的です。人前で気になる場合も、深呼吸や軽い気分転換を取り入れてみてください。
Q5. あくびが止まらないときは何科を受診すれば良いですか?
いびきや日中の強い眠気、熟睡感のなさがある場合は、睡眠外来やいびき治療を扱う医療機関が選択肢になります。なお、激しい頭痛、しびれ、ろれつの回りにくさ、胸の痛みなどを伴う場合は、早めの救急受診を検討してください。
Q6. あくびが止まらない場合、どのような検査をしますか?
症状や疑われる原因によって異なります。問診で睡眠時間、いびきの有無、日中の眠気、服薬状況などを確認し、必要に応じて血液検査や睡眠に関する検査を行うことがあります。
睡眠の質が関係していそうな場合は、自宅で行える簡易検査が案内されることもあります。
Q7. あくびの原因に対する検査や治療に保険は適用されますか?
原因や治療内容によって異なります。一般的な検査や保険診療の対象となる治療もありますが、自由診療の治療法を選ぶ場合は保険適用外になることがあります。
費用面が気になる場合は、受診前やカウンセリング時に確認しておくと安心です。
Q8. あくびが多いだけでも睡眠時無呼吸症候群を疑うべきですか?
あくびが多いことだけでSASとは判断できません。ただし、日中の強い眠気、大きないびき、起床時の頭痛、熟睡感のなさなどが重なっている場合は、睡眠の質が低下している可能性があります。
気になる症状が複数あるなら、一度相談してみると安心です。
まとめ|あくびが止まらないときは、眠気以外の原因にも注意

あくびが止まらないときは、単なる眠気だけでなく、睡眠不足、睡眠の質の低下、ストレスなど、さまざまな原因が関係していることがあります。
まずは、思い当たる要因がないかを振り返りながら、次のような症状を伴っていないか確認することが大切です。
- 頭痛や胸の痛みがある
- しびれやろれつの回りにくさがある
- 強い吐き気やめまいを伴う
- 日中の強い眠気が続いている
- 大きないびきや熟睡感のなさがある
特に、日中の強い眠気や大きないびきがある場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などによって睡眠の質が下がっている可能性もあります。こうした状態を放置すると、仕事や日常生活に影響が出ることもあるため、早めに原因を見極めることが重要です。
あくびが続き、いびきや睡眠の質の低下も気になる方は、当院スリープメディカルクリニックへご相談ください。症状に合わせて原因を見極め、適した治療の選択肢をご提案します。
大阪大学医学部を卒業後、大学病院や一般病院での臨床経験を経てレーザー治療を中心に専門性を磨き、日本レーザー医学会認定医1種や日本抗加齢医学会専門医の資格を取得。その豊富な実績が評価され、某大手クリニックで総院長を務めるなど、10年以上にわたり医療の最前線で活躍しています。また、著書『医師が教える最強のメンズ美容ハック』(幻冬舎)などを通じて、レーザー治療や健康管理に関する情報を積極的に発信。現在は、その長年の知見と技術力を活かし、いびきのレーザー治療クリニックを監修し、患者一人ひとりの悩みに寄り添った安全かつ効果的な治療を提供しています。
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