【医師監修】いびき・無呼吸症候群の治し方|自力で治す方法から医療機関での治療まで完全ガイド
家族から「寝ている間に呼吸が止まっているよ」と言われて、不安になったことはありませんか?
あるいは、大きないびきや日中の強い眠気に悩み、「このまま放置して大丈夫なのだろうか」と感じている方も多いでしょう。
いびきや睡眠時無呼吸症候群は、単なる睡眠の癖ではありません。放置すると、高血圧や心筋梗塞、脳卒中など、命に関わる病気につながる可能性があることが分かっています。
その一方で、「CPAPは使いたくない」「できれば自分で治したい」「市販グッズで改善できないのか」と考える方が多く、次のような疑問や悩みを抱えています。
- 医療機関に行かずに、自力で治す方法はあるの?
- 市販のいびき・無呼吸対策グッズは本当に効果がある?
- 実際に治った人はいるの?どれくらいで改善するの?
- 治療しないと、将来どんなリスクがあるの?
この記事では、いびき・睡眠時無呼吸症候群の治し方を重症度別にわかりやすく解説します。
セルフチェックで自分の状態を確認し、軽度の方が自力で改善できる方法から、市販グッズの選び方、医療機関での治療、そして実際に改善した方の事例まで、幅広くご紹介します。
「自分にはどの治し方が合っているのか」を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
まずはセルフチェック!あなたの重症度を確認しよう

いびきや睡眠時無呼吸症候群の治し方を考えるうえで、最も重要なのが「自分の重症度を知ること」です。
なぜなら、軽度であればセルフケアや市販グッズで改善が期待できる一方、中等度以上の場合は医療機関での治療が必要になるからです。
まずは、睡眠時無呼吸症候群の重症度を判断する基本的な指標と、簡単なセルフチェック方法を確認していきましょう。
なお、セルフチェックの前にいびきの原因を正しく理解したい方は、こちらの記事をご覧ください。
👉 いびきの原因を徹底解説!
睡眠時無呼吸症候群の重症度は「AHI」で決まる
睡眠時無呼吸症候群の重症度は、AHI(無呼吸・低呼吸指数)という数値で判定されます。
AHIとは、1時間あたりに呼吸が止まる、または浅くなる回数を示す指標です。
一般的な重症度の目安は、次のとおりです(参照:日本呼吸器学会)。
- 正常:AHI 5未満
- 軽度:AHI 5〜15
- 中等度:AHI 15〜30
- 重度:AHI 30以上
AHIは医療機関での検査によって正確に測定されますが、受診前でも日常の症状からある程度の目安をつけることは可能です。
自宅でできるセルフチェックリスト【10項目】
以下の項目に、いくつ当てはまるか確認してみましょう。
- いびきの音が非常に大きい(隣の部屋まで聞こえる)
- 睡眠中に「呼吸が止まっている」と指摘されたことがある
- 自分のいびきで目が覚めることがある
- 朝起きたときに口が乾いている、喉が痛い
- 朝起きたときに頭痛がある
- 日中に強い眠気を感じることが週3回以上ある
- 集中力や注意力が続かないと感じる
- 夜中に何度も目が覚める
- 肥満体型(BMI25以上)である
- 高血圧・糖尿病・心臓病のいずれかがある
当てはまる項目数から分かる重症度の目安
チェックがいくつ当てはまったかによって、重症度の目安を判断できます。
| チェック項目の該当数 | 重症度の目安 | 推奨される対応 |
|---|---|---|
| 0〜2個 | 正常〜軽度 | 生活習慣の見直しやセルフケアで改善が期待できます |
| 3〜5個 | 軽度〜中等度 | セルフケアに加え、市販グッズの併用がおすすめです |
| 6〜8個 | 中等度〜重度 | 医療機関での検査・治療を検討しましょう |
| 9〜10個 | 重度の可能性が高い | 早めの受診が強く推奨されます |
このセルフチェックはあくまで目安ですが、「自分で治せる段階なのか」「専門的な治療が必要なのか」を判断する大きなヒントになります。
実際には、喉の状態や無呼吸の原因によって、最適な治療法は異なりますので、「自分の場合はどうなのか」を知りたい方は、当院の無料カウンセリングでご相談ください。
【軽度の方向け】自力で治す5つの方法

「いびきや無呼吸を、できれば自分で治したい」
このように考えている方にとって、まず取り組むべきなのが生活習慣を中心としたセルフケアです。
結論からお伝えすると、これから紹介する方法は、軽度(AHI 5〜15)の睡眠時無呼吸症候群であれば、改善が期待できる可能性があります。
一方で、中等度以上の場合はセルフケアだけでは不十分なことが多いため、その点は後ほど改めて解説します。
ここでは、今日から実践できる具体的な方法を5つご紹介します。
方法1:減量(BMI25未満を目指す)
肥満は、睡眠時無呼吸症候群の最大の原因のひとつです。
首まわりや喉の脂肪が増えることで、睡眠中に気道が狭くなり、いびきや無呼吸が起こりやすくなります。
研究では、体重を約10%減らすことで、無呼吸・低呼吸指数(AHI)が約25〜30%程度改善したという報告があります(参照:JAMA(米国医師会雑誌))。
- 目標:BMI25未満
- 1日の摂取カロリーを1,800kcal前後に抑える
- 夕食は就寝3時間前までに済ませる
- 週3〜4回、30分以上のウォーキングなどの有酸素運動
急激な減量は続きません。まずは「3か月で体重の5〜10%減」を目標にしましょう。
なお、肥満といびき・無呼吸の関係については、こちらの記事で医学的に詳しく解説しています。
👉 いびきと肥満の関係|痩せたら本当にいびきは治るのか徹底解説
方法2:横向き寝を習慣化する
仰向けで寝ると、舌が喉の奥に落ち込みやすくなり、気道をふさいでしまいます。
これを防ぐ最も簡単な方法が横向き寝です。
- 抱き枕を使って横向き姿勢をキープする
- 背中にクッションを置き、仰向けを防ぐ
- 横向き寝専用の枕を使用する

特に「仰向けのときだけいびきがひどい」という方は、横向き寝だけで症状が大きく改善することがあります。
方法3:禁酒・禁煙を意識する
アルコールは、喉や舌の筋肉を過度にゆるめ、いびきや無呼吸を悪化させます。
また、喫煙は気道の炎症を引き起こし、空気の通りを悪くします。
- 就寝3時間前からはアルコールを控える
- 寝酒の習慣がある場合は量を徐々に減らす
- 禁煙が難しい場合は禁煙外来の利用を検討
「お酒をやめたら、いびきが明らかに減った」という方も少なくありません。
方法4:鼻呼吸を習慣化する
口呼吸は、舌が喉の奥に落ち込みやすく、いびきの原因になります。
そのため、鼻呼吸を習慣化することは非常に重要です。
- 日中から意識して鼻呼吸を心がける
- 鼻づまりがある場合は鼻洗浄や点鼻薬を活用
- 就寝時に鼻腔拡張テープや口閉じテープを使用
鼻呼吸が安定すると、睡眠中の呼吸も自然に整いやすくなります。
「どうやって口呼吸を治せばいいのか」を具体的に知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
👉 睡眠時の口呼吸を治す方法
方法5:舌・喉の筋肉トレーニング
舌や喉の筋肉が弱いと、睡眠中に気道がふさがれやすくなります。
簡単なトレーニングを続けることで、気道の閉塞を防ぐ効果が期待できます。
- 舌を上あごに強く押し付ける(10回×3セット)
- 「あー・いー・うー・べー」と大きく口を動かす「あいうべ体操」
- 喉の奥で「んー」と発声する(10回×3セット)
毎日続けることで、数週間〜数か月で変化を感じる方もいます。
正しい舌トレーニングの方法や、舌根沈下との関係を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
👉 いびきに効く舌トレーニングの方法と舌根沈下への効果
また、今すぐ試せることとしてツボ刺激という選択肢もあります。
いびき改善に使われる代表的なツボを、こちらの記事でセルフケア向けにまとめています。
👉 いびきの治し方として試されるツボ15選|小指・手・足裏のセルフケアを図解で解説
セルフケアで改善できる限界について
ここまで紹介した方法は、軽度(AHI 5〜15)の睡眠時無呼吸症候群に有効です。
しかし、中等度以上(AHI 15以上)の場合、セルフケアだけでは十分な改善が得られないケースが多くなります。
「しっかり対策しているのに改善しない」
「家族から無呼吸を強く指摘される」
このような場合は、次に紹介する市販グッズの活用や、医療機関での治療を検討することが大切です。
次の章では、軽度〜中等度の方に向けて、市販のいびき・無呼吸対策グッズを徹底比較していきます。
【軽度~中等度の方向け】市販グッズ徹底比較

「病院に行く前に、まずは市販グッズで改善できないだろうか」
このように考えている方は多いのではないでしょうか。
市販グッズは、軽度~中等度(AHI 5〜30)の睡眠時無呼吸症候群に対して、セルフケアを補助する役割があります。
ただし、重度(AHI 30以上)の場合は効果が限定的なため、医療機関での治療が必要です。
ここでは、代表的な5種類の市販グッズについて、効果・価格・向いている人を比較していきます。
市販グッズを選ぶときの基本ポイント
市販グッズは万能ではありません。選ぶ際には、以下の点を意識しましょう。
- 自分の重症度(軽度・中等度までが目安)
- いびき・無呼吸の主な原因(仰向け寝、口呼吸、顎の位置など)
- 継続して使えるかどうか(違和感や手間)
市販グッズ5種類の比較一覧
← 表は横にスクロールできます →
| グッズ名 | 主な効果 | 価格帯 | メリット | デメリット | 適用重症度 |
|---|---|---|---|---|---|
| いびき防止テープ(口閉じ) | 口呼吸を防ぐ | 500〜2,000円 | 手軽で安価 | 鼻づまりがあると不可 | 軽度 |
| 鼻腔拡張テープ | 鼻の通り改善 | 500〜2,000円 | 手軽で即効性 | 効果は限定的 | 軽度 |
| 横向き寝枕 | 仰向けを防ぐ | 3,000〜10,000円 | 自然な姿勢で使える | 慣れるまで違和感 | 軽度〜中等度 |
| マウスピース(市販品) | 下あごを前に出す | 3,000〜10,000円 | 持ち運びしやすい | 顎や歯の違和感 | 軽度〜中等度 |
| 鼻チューブ | 気道を物理的に確保 | 約3,000〜5,000円 | 効果が比較的高い | 装着時の不快感 | 中等度 |
各市販グッズの特徴と選び方
◆いびき防止テープ(口閉じタイプ)
口を閉じることで、強制的に鼻呼吸へ導くアイテムです。
- おすすめ例:「ナイトミン 鼻呼吸テープ」
- 口呼吸が原因のいびきに効果的
- 鼻づまりがある場合は使用不可
◆鼻腔拡張テープ
鼻に貼ることで鼻腔を物理的に広げ、空気の通りを良くします。
- おすすめ例:「ブリーズライト」
- 鼻づまりが原因のいびきに有効
- 無呼吸そのものへの効果は限定的
◆横向き寝枕
横向き寝枕は、仰向け寝を防ぐことで舌の落ち込み(舌根沈下)を防ぎ、気道を確保します。
無呼吸・いびき対策に特化した枕の選び方は、こちらで詳しく解説しています。
👉 睡眠時無呼吸症候群に効く枕の選び方とおすすめ5選
◆マウスピース(市販品)
下あごを前に出すことで、気道を広げる仕組みです。
- おすすめ例:「スノアガード」
- 軽度〜中等度の無呼吸に対応
- 違和感が出やすく、慣れが必要
※効果や快適性は、歯科医院で作るオーダーメイド品の方が高い傾向があります。
◆鼻チューブ
鼻から細いチューブを挿入し、喉までの気道を確保する医療機器です。
- おすすめ例:「ナステント」
- 中等度の無呼吸にも効果が期待できる
- 装着時の違和感が強い場合がある
- 医師の処方が必要
市販グッズは種類が多く、選び方を間違えると効果を感じにくくなります。
原因別におすすめの対策グッズをまとめて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
👉 いびき対策グッズおすすめ人気ランキング2025
市販グッズの限界を理解しておくことが重要
市販されているいびき改善グッズは、あくまでも症状を一時的に和らげるための補助的な存在であり、いびきの根本的な原因そのものを治療するものではありません。
そのため、使用してみて効果が感じられない場合は、無理に使い続ける必要はないでしょう。
また、いびきの程度が中等度以上で、市販グッズを試しても改善が見られない場合には、早めに医療機関を受診することが重要です。
当院(スリープメディカルクリニック)では、症状や重症度を確認したうえで、治療が必要かどうかを丁寧にご説明しています。
まずは無料カウンセリングをご利用ください。
【中等度~重度の方向け】医療機関での治療法

セルフケアや市販グッズを試しても改善が見られない場合、中等度以上(AHI15以上)の可能性があります。
この段階では、「自分で治す」ことにこだわりすぎず、医療機関での専門的な治療を検討することが重要です。
医療機関では、原因や重症度に応じて、複数の治療選択肢が用意されています。ここでは代表的な治療法を、メリット・デメリットとあわせて解説します。
CPAP療法(睡眠時無呼吸症候群の標準的な治療法)
CPAP療法は、睡眠時無呼吸症候群の治療において、中等度以上の場合に第一選択として検討されることが多い、標準的な治療法です。
特にAHIが高いケースでは、高い改善効果が期待できます。
鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで、睡眠中の気道を常に開いた状態に保つ治療法です。
- 保険適用(3割負担で月額約5,000円)
- 効果が高く、即効性がある
- 重度症例では第一選択となることが多い
一方で、マスクの装着が煩わしい、持ち運びが不便と感じる方もいます。
そのため、CPAPが合わない方が他の治療法を検討するケースも少なくありません。
マウスピース療法(軽度〜中等度で検討される治療法)
歯科医院で作成するマウスピースは、下あごを前方に固定し、睡眠中の気道を確保する治療法です。
市販品よりもフィット感が高く、軽度~中等度の睡眠時無呼吸症候群に適しています。
- 保険適用(3割負担で約10,000〜15,000円)
- 持ち運びがしやすく、電源不要
- CPAPに抵抗がある方に選ばれやすい
一方で、顎や歯に違和感が出ることがあり、定期的な調整が必要です。
歯が20本未満の場合は使用できないこともあります。
レーザー治療(身体への負担を抑えた治療選択肢)
レーザー治療は、喉や口蓋(こうがい)の粘膜に医療用レーザーを照射し、 たるんだ組織を引き締めることで気道を広げる治療法です。
いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となる「喉のたるみ」や「気道の狭さ」に直接アプローチできる点が特徴で、 主に中等度のいびき・睡眠時無呼吸症候群に適しています。
- メスを使用せず、レーザーを用いて喉や口蓋の組織にアプローチする治療法
- 切開を伴わないため、外科手術と比べて出血や痛みが少ない傾向がある
- 治療方法や使用機器によっては、日帰りで受けられるケースもある
- 比較的身体への負担が少なく、日常生活への影響を抑えやすいとされている
「できるだけ身体への負担を抑えたい」「日常生活に影響を出したくない」 といった方に検討される治療選択肢の一つです。
◆当院で採用しているレーザー治療「スノアレーズ」
当院では、こうしたレーザー治療の一つとして「スノアレーズ」を導入しています。
スノアレーズは、患者様一人ひとりの喉の状態や症状に合わせて 照射方法や出力を調整するオーダーメイド型のレーザー治療です。
- 痛みや出血が少なく、日帰り治療が可能
- ダウンタイムがほぼなく、当日から通常生活が可能
スノアレーズの具体的な治療内容や効果、費用、治療の流れについては、 後述にて詳しくご説明します。
◆レーザー治療には他にも選択肢があります
レーザー治療にはスノアレーズ以外にも複数の治療法が存在し、使用するレーザーの種類や照射方法、効果の現れ方には違いがあります。
その一つが「ナイトレーズ」と呼ばれるレーザー治療で、主に喉のたるみを引き締めることで、いびきや睡眠時無呼吸の改善を目指す治療法です。
スノアレーズとの違いや、それぞれが向いているケースについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
👉 いびき治療「ナイトレーズ」とは?メリット・デメリット、料金を徹底解説
外科手術(構造的な原因がある場合の治療法)
扁桃肥大や鼻中隔湾曲症など、構造的な問題が原因の場合は、外科手術が有効な選択肢となります。
主な手術には以下があります。
- 扁桃摘出術
👉 扁桃腺の手術や費用についてはこちら - 口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)
- 鼻中隔矯正術
手術の費用や入院期間の目安は、以下のとおりです。
- 保険適用(3割負担で約50,000〜150,000円)
- 入院期間は3〜7日程度
- 原因を根本から改善できる可能性がある
ただし、入院や術後の痛み・出血などの負担があるため、医師と十分に相談したうえで選択する必要があります。
医療機関での治療を検討すべきタイミング
以下に当てはまる場合は、早めの受診をおすすめします。
- セルフケアや市販グッズで改善しない
- 無呼吸を頻繁に指摘されている
- 日中の眠気や集中力低下が続いている
- 高血圧や心疾患などの持病がある
「病院に行くべきかどうか分からない」という段階でも問題ありません。
当院の無料カウンセリングにて、現在の状態の確認や選択肢のご相談が可能です。
重症度別に見る治療選択の目安

「自分の場合、どの治療法を選べばいいのか分からない」
これは、いびき・睡眠時無呼吸症候群に悩む多くの方が感じる不安です。
ここでは、AHI(無呼吸・低呼吸指数)による重症度を基準に、治療の進め方を分かりやすく整理します。
あくまで目安ですが、治療選択の判断材料として参考にしてください。
← 表は横にスクロールできます →
| 重症度(AHI) | まず検討する対策 | 改善しない場合の選択肢 | 医療機関受診の目安 |
|---|---|---|---|
| 軽度(5〜15) |
生活習慣の見直し ・減量 ・横向き寝 ・禁酒・禁煙 ・鼻呼吸の習慣化 |
市販グッズの併用 ・横向き寝枕 ・いびき防止テープ ・鼻腔拡張テープ |
セルフケアで改善が見られない場合 |
| 中等度(15〜30) |
医療機関での治療を検討 ・CPAP療法 ・歯科用マウスピース |
・レーザー治療(スノアレーズなど) ・外科手術(構造的な問題がある場合) |
日中の眠気や無呼吸を強く指摘される場合 |
| 重度(30以上) | 医療機関での専門的治療 |
・CPAP療法(第一選択) ・外科手術 ・レーザー治療(症例により) |
早急な受診が強く推奨される |
この表はあくまで一般的な目安です。
実際には、無呼吸の原因(肥満・骨格・喉の状態など)や、 ライフスタイル、治療への考え方によって最適な選択肢は異なります。
「どの段階で医療機関に相談すべきか」を早めに判断することで、 遠回りせず、身体への負担を抑えた治療につなげることが可能です。
次の章では、実際にいびき・睡眠時無呼吸症候群が改善した方の体験談をご紹介します。
実際に治った人の体験談|3つの改善事例

「本当に治る人はいるの?」
いびきや睡眠時無呼吸症候群に悩んでいる方の多くが、こうした不安を抱えています。
ここでは、実際に改善が見られた3つの症例をご紹介します。
いずれも匿名ですが、重症度ごとに「どの治し方が効果的だったのか」が分かる事例です。
⚠️以下でご紹介する体験談は、あくまで一例です。
いびき・睡眠時無呼吸症候群の改善効果や、 治療にかかる期間・回数には個人差があり、 症状の重症度や原因、生活習慣などによって結果は異なります。
事例1:軽度の症例|生活習慣の改善で完治
患者情報
40代男性/会社員/BMI28
治療前の状態
AHI10。
大きないびきと日中の強い眠気、朝の頭痛に悩まされていました。家族から「夜中に呼吸が止まっている」と指摘され、不安を感じて来院。
行った対策
- 食事管理と運動による減量(−8kg)
- 就寝前の飲酒を中止
- 横向き寝の徹底
治療期間
約3か月
改善後の状態
AHI3まで改善。
日中の眠気や朝の頭痛もなくなり、いびきもほぼ消失しました。
治療を受けた方のコメント
「正直、生活習慣を変えるだけで治るとは思っていませんでした。3か月で体重が落ち、家族から『夜が静かになった』と言われたときは本当に驚きました。」
事例2:中等度の症例|CPAP療法で改善
患者情報
50代女性/主婦/BMI24
治療前の状態
AHI20。
夜中に何度も目が覚め、熟睡感が得られず、日中も強い眠気が続いていました。
治療内容
- 医療機関で睡眠検査を実施
- CPAP(持続陽圧呼吸療法)を導入
- 就寝時に毎晩使用
治療期間
約1か月
改善後の状態
AHI8まで改善。
夜間の覚醒がほとんどなくなり、朝の目覚めが良くなりました。日中の眠気も大きく軽減しています。
治療を受けた方のコメント
「最初は装着に不安がありましたが、思ったより違和感は少なく、使い始めてからぐっすり眠れるようになりました。日中の体のだるさもなくなり、生活がとても楽になりました。」
事例3:重度の症例|CPAPが合わず、レーザー治療で改善
患者情報
60代男性/会社員/BMI30
治療前の状態
AHI35。睡眠中に頻繁に呼吸が止まり、高血圧も併発。
CPAP療法が第一選択として検討され、一定期間使用しましたが、装着時の違和感や煩わしさから継続が難しく、別の治療選択肢を検討することになりました。
治療内容
- 当院のレーザー治療「スノアレーズ」を実施
- 日帰りでの治療
治療期間
初回治療後から経過観察を実施
改善後の状態
初回のレーザー治療後にAHIが15まで改善。
無呼吸が大幅に減少し、血圧も安定するなど、睡眠の質の向上が確認されました。
治療を受けた方のコメント
「初回の治療後から変化を実感できたことに驚きました。痛みもほとんどなく、翌日から普通に生活できたのがありがたかったです。」
次の章では、治療せずに放置した場合に起こり得るリスクについて解説します。
治療しないとどうなる?放置のリスク

「いびきは昔からだから大丈夫」「少し眠いだけ」
このように考えて、睡眠時無呼吸症候群を放置してしまう方は少なくありません。
しかし、睡眠中に呼吸が止まる状態が続くと、体は慢性的な低酸素状態にさらされ、全身に大きな負担がかかります。
ここでは、放置することで起こり得る代表的なリスクを解説します。
リスク1:高血圧・心筋梗塞・脳卒中
睡眠時無呼吸症候群を放置すると循環器疾患のリスクが高まり、高血圧は約2倍、心筋梗塞は約2〜3倍、脳卒中は約4倍に増加すると報告されています(参照:日本循環器病研究振興財団)。
命に直結する病気であるため、特に注意が必要です。
リスク2:糖尿病
睡眠の質が低下すると、インスリンの働きが悪くなり、血糖値が上昇しやすくなります。
そのため、睡眠時無呼吸症候群は2型糖尿病の発症や悪化とも深く関係しています。
リスク3:交通事故・労働災害
日中の強い眠気や集中力低下は、仕事や運転にも大きな影響を及ぼします。
- 居眠り運転による交通事故
- 作業中のミスや転倒事故
睡眠時無呼吸症候群の方は、健常者と比べて、日中の強い眠気により交通事故を起こすリスクが平均約3倍高いと報告されています(参照:国土交通省)。
リスク4:うつ病・メンタル不調
睡眠不足が続くことで、気分の落ち込みや意欲低下が起こりやすくなります。
実際に、睡眠時無呼吸症候群とうつ病の関連性も指摘されています。
医療機関での適切な治療が重要
睡眠時無呼吸症候群によるさまざまなリスクは、医療機関で適切な検査と治療を行うことで大きく軽減できることが分かっています。
自覚症状が軽い場合であっても、睡眠中の無呼吸や低酸素状態は本人が気づかないうちに進行していることがあります。
特に中等度以上が疑われる場合には、専門的な検査に基づいた治療が不可欠です。
CPAP療法や外科的治療など、症状や原因に応じた治療を行うことで、睡眠の質の改善だけでなく、将来的な生活習慣病や重大な合併症のリスク低減も期待できます。
「いびきがある」「日中の眠気が続く」といった症状がある場合は、重症度に関わらず自己判断で放置せず、早めに医療機関へ相談することが大切です。
次の章では、当院で実際に行っているレーザー治療「スノアレーズ」の特徴について、具体的にご紹介します。
当院でのレーザー治療「スノアレーズ」の特徴

「医療機関に行くのは少し不安」「どんな流れで治療が進むのか知りたい」
このような声にお応えするため、当院での治療の特徴と流れについてご紹介します。
⚠️鼻づまりや花粉症、甲状腺疾患が原因のいびきについては、当院では治療対象外となります。
スノアレーズとは?
当院独自の医療レーザー治療「スノアレーズ」は、喉や口蓋の粘膜に医療用レーザーを照射し、たるんだ組織を引き締めて気道を広げる治療法です。
メスを使わないため、身体への負担が少ない点が大きな特長です。
- レーザー照射のみで治療を行うため、痛みが少ない
- 治療時間は約15分と短時間
- ダウンタイムがほぼなく、治療当日から通常生活が可能
- 喉の表面を引き締めるため、後遺症のリスクが低い
- 患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイド照射
スノアレーズの費用・料金体制(自由診療)
スノアレーズは自由診療となります。費用は以下のとおりです。
- 初回トライアル:21,780円(税込)
- 単回治療:99,000円(税込)
- 3回コース:297,000円(税込)
- 6回コース:534,600円(税込)
症状や重症度により、必要な回数は異なります。無理に回数をすすめることはありません。
治療の流れを5つのステップで解説
ステップ1:無料カウンセリング・診断
いびきや無呼吸の症状、生活習慣、これまでの治療歴などを詳しくお伺いします。
ステップ2:治療方針の決定
診断結果をもとに、スノアレーズが適しているかどうかを含め、患者様に合った治療法をご提案します。
ステップ3:治療開始
スノアレーズの場合、1回約15分の日帰り治療です。
治療後すぐに食事や会話も可能で、日常生活への制限はほとんどありません。
ステップ4:経過観察・フォロー
治療後の状態を定期的に確認し、必要に応じて追加治療を行います。
ご相談・ご予約について
「自分は治療が必要なのか分からない」
「まずは話だけ聞いてみたい」
そのような方も、症状やご希望を伺ったうえで、無理のない治療方針をご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)

いびき・睡眠時無呼吸症候群について、特に多く寄せられる質問をまとめました。不安や疑問の解消にお役立てください。
Q1. 睡眠時無呼吸症候群は完治しますか?
原因によって異なります。
肥満が主な原因の場合は、減量や生活習慣の改善によって完治する可能性があります。
一方、骨格的な問題や加齢による喉のたるみが原因の場合、完全に治すことは難しく、継続的な治療や管理が必要になることもあります。
Q2. セルフケアでどのくらいの期間で改善しますか?
個人差はありますが、3か月前後で変化を感じる方が多いです。
ただし、中等度以上の場合はセルフケアだけでは改善が難しく、医療機関での治療を併用することが推奨されます。
Q3. 市販のマウスピースと歯科医院で作るマウスピースの違いは何ですか?
市販品は既製品のため、フィット感に限界があります。
歯科医院で作るマウスピースは、個人の歯型に合わせたオーダーメイドのため、違和感が少なく、効果も高い傾向があります。
Q4. CPAPは一生使い続けなければいけませんか?
必ずしも一生使い続けるわけではありません。
減量や他の治療によって症状が改善すれば、CPAPを中止できる場合もあります。ただし、重度の場合は長期的な使用が必要になることもあります。
Q5. 無呼吸が起きたとき、パートナーは起こした方がいいですか?
呼吸が10秒以上止まっている場合は、軽く揺すったり声をかけて起こすことをおすすめします。
ただし、これは一時的な対処に過ぎず、根本的な解決には医療機関での治療が必要です。
Q6. 子どもの睡眠時無呼吸症候群も治療できますか?
はい、治療可能です。
子どもの場合、扁桃肥大やアデノイド肥大が原因となることが多く、外科的治療が有効なケースがあります。まずは専門医への相談が大切です。
Q7. 保険は適用されますか?
マウスピース療法やCPAP療法、外科手術は、医師の診断により睡眠時無呼吸症候群と判断された場合、保険適用となる治療法です。
一方、当院の「スノアレーズ」は自由診療となります。詳しい費用についてはカウンセリング時にご説明します。
まとめ|いびき・無呼吸症候群は「重症度に合った治し方」が最重要

いびき・睡眠時無呼吸症候群の治し方で最も大切なのは、自分の重症度に合った対策を選ぶことです。
やみくもに市販グッズを試したり、「そのうち治るだろう」と放置したりすると、症状が悪化してしまう可能性があります。
この記事でお伝えしたポイントを、あらためて整理します。
- 軽度の場合は、減量・横向き寝・鼻呼吸などのセルフケアで改善する可能性がある
- 軽度~中等度では、市販グッズを併用することで効果が高まる
- 中等度以上の場合は、医療機関での治療が必要になるケースが多い
- 放置すると、高血圧や心疾患、交通事故など重大なリスクにつながる
「自分はどの段階なのか分からない」「治療が必要か判断できない」
そのような場合でも、早めに相談することで、無理のない最適な治し方を見つけることができます。
いびきや無呼吸は、決して珍しい悩みではありません。
しかし、適切に向き合えば、睡眠の質や日中の生活は大きく改善します。
まずは一人で悩まず、無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。
あなたに合った治療の選択肢を、一緒に考えていきましょう。
大阪大学医学部を卒業後、大学病院や一般病院での臨床経験を経てレーザー治療を中心に専門性を磨き、日本レーザー医学会認定医1種や日本抗加齢医学会専門医の資格を取得。その豊富な実績が評価され、某大手クリニックで総院長を務めるなど、10年以上にわたり医療の最前線で活躍しています。また、著書『医師が教える最強のメンズ美容ハック』(幻冬舎)などを通じて、レーザー治療や健康管理に関する情報を積極的に発信。現在は、その長年の知見と技術力を活かし、いびきのレーザー治療クリニックを監修し、患者一人ひとりの悩みに寄り添った安全かつ効果的な治療を提供しています。
